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【東武の新SL列車「大樹」特徴は? 周遊、国鉄、復興…変わる日光・鬼怒川エリア(写真50枚)】...

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【東武の新SL列車「大樹」特徴は? 周遊、国鉄、復興…変わる日光・鬼怒川エリア(写真50枚)】

●東武鉄道がSL列車を運行する3つの目的とは? 福島の支援も

 東武鉄道が2017年8月10日(木)より、同社が路線や観光施設などを持つ栃木県の日光・鬼怒川エリアで運行を開始する予定の、新しいSL列車「大樹(たいじゅ)」。5月2日(火)に拠点の下今市機関区(栃木県日光市)が開設されるなど、その姿が次第に明らかになってきました。

 SL列車を復活させる目的について東武鉄道は、「東武博物館」を有している同社の特性を生かした「鉄道産業文化遺産の保存と活用」、SL運行という鉄道事業者ならではの施策による「日光・鬼怒川エリアの活性化」、そして「東北復興支援の一助」になることを挙げます。

「日光・鬼怒川エリアから野岩鉄道や会津鉄道を経由し、会津若松まで行くことができます。そうしたルートを活用して、福島の復興にも貢献したいと考えております」(東武鉄道、根津嘉澄社長)

 また列車名の「大樹」には、日光東照宮から連想される「将軍」の別称、尊称、また634mと自立式電波塔として世界一の高さを誇る東武グループのタワー「東京スカイツリー」を想起させることから、力強く大きく育ってほしいとの思いを込めたそうです。

●「大樹」は日光・鬼怒川エリアのアトラクション?

 SL列車「大樹」の特徴のひとつは、「周遊」しやすいことです。

 運行区間は東武鬼怒川線の下今市~鬼怒川温泉間の12.4kmで、途中、7月22日(土)に開業予定の東武ワールドスクエア駅に停車。所要時間は片道およそ35分です。運行区間は栃木県日光市内で完結。SL列車に長時間乗車して別の地域へ行く、というのではなく、「日光・鬼怒川エリアの周遊観光」に組み込みやすい運行体系になっています。

 全車指定席で、乗車には運賃のほか「SL座席指定料金」(大人750円、小児380円)が必要ですが、運賃(通常大人250円)とあわせて必要な代金は1000円。時間的にも金額的にも、「日光・鬼怒川エリアのアトラクション」的な楽しみかたができるでしょう。

 2017年度は土休日を中心に98日間の運転が予定されており、各日、下今市~鬼怒川温泉間を1日3往復します(運行初日の8月10日は4~6号のみ運転)。

「SL座席指定料金」は東武線各駅(駅員無配置駅、一部の駅を除く)で、各運転日の1か月前午前9時からの発売です。東武トップツアーズや主要旅行会社などでも扱われます。

●全国の鉄道会社が協力

「全国の鉄道会社の協力」で運行されるのも特徴です。目的のひとつである「鉄道産業文化遺産の保存と活用」などに賛同した各社から車両の貸与、譲渡を受け、SL列車「大樹」は運行されます。蒸気機関車のC11形207号機は元・JR北海道、客車の14系と12系は元・JR四国、DE10形ディーゼル機関車1099号機は元・JR東日本、ヨ8000形車掌車は元・JR貨物と元・JR西日本です。

 また、同じ場所で一回転することによって車両の向きを変える「転車台」もJR西日本から往時、実際に使われていたものの譲渡を受けています。このたび下今市駅に設置された転車台は山陰本線長門市駅(山口県長門市)、鬼怒川温泉駅に設置された転車台は芸備線三次駅(広島県三次市)から移設されました。

 乗務員や検修要員の養成についても、JR北海道や秩父鉄道、大井川鐵道、真岡鐵道から協力を得ています。

「大樹」の編成は、「SL(先頭)+車掌車+客車3両+ディーゼル機関車」。座席定員はおよそ200です。

●東武のSL列車は「国鉄」も特徴?

 このたび各社から譲渡された車両は、すべて国鉄時代以前に製造されたものです。客車の14系座席車は1972(昭和47)年から製造され、特急列車や夜行列車などとして使われました。

 これら車両は東武鉄道によると、「鉄道産業文化遺産の保存と活用」という目的から、座席やカーテンなどを新製当時のデザインに極力近づけるとのこと。「国鉄時代」を感じられるのも、「大樹」のポイントでしょう。ただお手洗いについては、洋式に改造されています。

 また東武鉄道ではSL列車「大樹」の運行開始にあわせて、日光・鬼怒川地区限定で「昭和レトロ・ノスタルジー」の制服を導入する、発着駅の下今市駅舎をかつてのSLが走っていた時代を彷彿とさせるものにする、といった“演出”も実施。下今市駅では、SLを間近で見学できるエリアも整備される予定です。

 東武鉄道は「東京スカイツリー」や、同社が2017年3月に導入した26年ぶりの新型特急「リバティ」がもつ「先進性」と、SLが走る日光・鬼怒川地区の「昭和レトロ・ノスタルジー」を同時に感じてもらうことで、沿線を訪れる人々に「時空を越える旅」を提供していくとしています。

【了】

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コメント(1)

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ニコイチ

- 2017.05.07

東武鉄道のSL楽しみですね!機関車だけでなく、ターンテーブルまでわざわざ移設したなんて、かなりの気合の入れ方です。リバティに乗ってSLに乗って、鬼怒川温泉に入るという新しい黄金ルートの誕生ですね。

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